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人生で大切なことは、すべて厨房で学んだ

心を磨く働き方で人生は輝きだす

人生で大切なことは、すべて厨房で学んだ
著者 上神田 梅雄
ジャンル ビジネス・経済・キャリア
実用・スポーツ・ホビー > 自己啓発
出版年月日 2018/07/02
ISBN 9784774516929
判型・ページ数 4-6・304ページ
定価 1,650円(本体1,500円+税)
在庫 在庫あり

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内容説明

目次

調理師歴44年!
新宿にある調理師学校の校長であり、
懐石料理のプロフェッショナルである著者が伝えたい、
調理師たちへのメッセージが書籍になりました!

著者は、人生を賭ける仕事として料理を勉強することを決意し、東北の小さな町から上京してきました。
そして進学先の調理師専門学校で“職親”と慕う師匠と出会います。
師匠を実の親のように尊敬し、同じ道を歩むことを選んだ著者は、和食・懐石料理の世界に足を踏み入れますが、一流の調理師になる道は試練の連続でした。
時には、いじめられたり、信頼する人に誤解をされるなど辛い経験をしますが、それでも厨房に立ち続けます。
下積み修行12年、総料理長としての25年、調理師専門学校の校長として教育現場で奮闘し続け7年。
44年間のキャリアで大切にしてきた、気持ちの良いあいさつ、美味しい料理をつくる技術、プロフェッショナルとしての考え方、人との向き合い方…一流の仕事をする者として大事な事はすべて厨房に教わってきたと著者は言います。

「学びの種はいたるところに蒔かれている」。
これは、厨房を学びの場として考え、真摯に向き合ってきた著者の信念です。
調理師に限らず、人は人生の中で多くの壁に突き当たります。
試練の壁を学びのチャンスととらえ、自分を高めること。
そのことが、あなたを大きく成長させる鍵なのです。
この本は、人生の壁を前にもがいている人に贈る、著者からのエールです!



【著者プロフィール】
上神田 梅雄(かみかんだ うめお)
昭和28年、岩手県普代村に上神田家10人兄弟の7番目として生まれる。昭和46年、岩手県立久慈高校卒業。昭和50年に上京し、新宿調理師専門学校夜間部に入学、「学僕」として学ぶ。同校卒業と同時に和の料理人、故西宮利晃氏に師事、12年間・11店舗の厨房で修業を積む。昭和62年、銀座「会席料理・阿伽免」の料理長となり、その後25年間・5企業で総料理長として腕を振るう。平成23年、母校である学校法人新宿学園新宿調理師専門学校学校長に就任、現在に至る。調理師としてのモットーは、「物言わぬ天の意思をこの一皿に現す」。希望郷いわて文化大使。著書に『四季のおもてなし料理』がある。
序 日本の将来を明るくするために 鍵山秀三郎

まえがき

序 章 大人になるとは、職業人になること
食べていくための術としての職業
縁あった職業にきちんと向き合うことが大人への第一歩
今の自分は、まぎれもなく自分自身がつくってきた姿
眠りたい、サボりたい、辞めたいの甘え心を捨てよ
料理人の修業には十職の階段が用意されている
「職業の先にある仕事への道」を求めての修行

第1章 憧れが夢を追いかける原動力
目の前のことを夢中にやれば、その先に用意されている
夢を追い続けることのできる根源が「憧れ」だった
夢を追いかけている人は輝いている
目標を持てば、こんな素敵な仕事はそうそうない
夢の実現はその人の思いの強さにかかっている
技は盗んで覚えるものと心得る
進む道は難しいほどおもしろい
与えてもらった境遇は、自分が主役の人生劇場
◆コラム─料理の仕立て方 〈一〉 

第2章 出会いはすでに用意されている
職人は二人の「おやじ」を持ってこそ
人としてのあり方を母の背中が教えてくれた
あやかりたいと思うほどに憧れた、師匠とのめぐり合わせ
誰にも“出会いのチャンス”が訪れる
人間は妬む生きものであるという、覚悟を持つこと
師匠の歩んできた道を同じようになぞる
身銭を切り、広くアンテナを広げれば出会える
あちこちにある学びの種を、自分から拾う
自分の専門以外にも目を向けて学ぶ料理ジャンル
チャンスの訪れを準備して待つ
「庖丁を見せてくれるか?」と問われる仕事
◆コラム─料理の仕立て方 〈二〉

第3章 人は仕事によって育てられる
誰にも負けない働き人となる
日本一の洗い方を目指し、生ごみバケツを徹底的に洗う
人の何倍も練習すればチャンスに対応できる
「修業日記」は挫けそうになる自分を励ます杖
些細を見落とさない。“神は細部に宿る”
“努力は素質を超える”から心配いらない
厨房という道場で稽古着の白衣が似合う人になる
「お天道様が見ている」というのが母の念仏だった
歯磨きと同じで、心磨きも毎日欠かさずに
突然クビになるという、まさかの坂に遭遇
“いつでも辞められる”という自由がある
◆コラム─料理の仕立て方 〈三〉 

第四章 悩ませてくれるって“神の寵愛”
挫折のない人生なんてない
逆境は栄養源、食べて成長する
スランプはチャンス、悩み抜いた果てに
悩んでいる今こそ、確実に成長している
苦難福門、鬼のしごきを笑って迎え打つ
「同じ庖友」である、至誠を貫けば必ず通じる
オーナー・シェフになる三つの条件
「修業」を終えると卒業のない「生涯修行」に入る
“割烹”の晒しカウンターを通しての人間修行
評価は他人がする。ただ一所懸命に仕事をすればいい
一世一代、魂を込めた料理を作る
恩師の願いを継ぎ、次代へ伝える決意
◆コラム─料理の仕立て方 〈四〉 

終 章 無償の愛情 おふくろの味
料理人には二つの道があり、料理への向かい方にも二つがある
報恩の思いを抱いて、母校の校長に就く
新人調理師に不可欠の三条件とは
師生同学、教えることは教えられること
天地の恵みを実感するための農体験授業
食は命であり「知育・体育・徳育」を包括するもの
「おふくろの味」が教えるものは
天職となった和食料理人として、伝承する使命あり

あとがき

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