ホーム > 受験生と親たちへ 不道徳教師アーナンダの教え
 新刊

受験生と親たちへ 不道徳教師アーナンダの教え

受験生と親たちへ 不道徳教師アーナンダの教え
著者 河原 利彦
ジャンル 教育・学参・受験
出版年月日 2017/12/18
ISBN 9784774516776
判型・ページ数 4-6
定価 本体1,300円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせはこちら

ネット書店で購入

内容説明

目次

家ではスマホばかりいじっている。
部活帰りは疲れて、勉強しない。
塾に行っても、友達とおしゃべりに熱中。

「勉強しなさい」と言っても、言うことを聞かない。

だから、いつもイライラ・ガミガミの母親。
でも、父親は無関心。

うまくいかない家族を救ったのは
……突然届いた、古びたインドの人形だった!?

本書は、カリスマ塾講師の6冊目の著作です。
著者が生徒に指導している内容を、ストーリー形式としてまとめました。

〈ヒャクテンノテストハステロ〉
〈カコモンハムダ〉
〈ブカツハイイワケ〉

インドの人形の「謎のつぶやき」を実践していくだけで、
あなたのお子さんは自然と
「何も言わなくても、自分で勉強する子」
に変わっていきます。 




偏差値60以上の高校合格率100%を誇る河原塾

河原利彦先生トークライブinつくば

ここは茨城県つくば市のショッピングモール。

週末は多くの買い物客でにぎわっています。

ショッピングモールの広場にある野外ステージには、

学ランを来た男の子とお母さん、制服姿のお姉ちゃんと弟、部活着姿の少年など子どもたちと大人が集まって来ました。

お昼の14時を回り、会場のベンチが埋まり始めたころ、

ステージに現れたのは、金髪に大きなサングラスをかけたミュージシャン風の男性。

観客に親しげに一言二言話しかけたあと、

アコースティックギターを弾きながら「アーナンダの教え」という不思議な歌を歌いはじめました。

「アーナンダの教えでいこう、アーナンダの教えはミステリー・・・」

「諸行無常、諸法無我」

なんとも不思議な歌詞ですが、心地よいメロディに説得力があります。

見ている子どもたちのまなざしも真剣そのもの。

その歌い手こそ、現代書林の著者、河原塾総長・河原利彦先生です。

現代書林で5冊の本を上梓している河原先生は、

茨城県土浦市で河原塾という学習塾を主宰しています。

塾と言ってもみなさんが想像しているような塾ではありません。

「常識にとらわれない」ことを理念とし、毎日動画の生配信をしていたり、

ビデオチャットで自宅にいながらマンツーマンで指導が受けられるなど、

斬新なアイディアを教育現場にもたらした先生です。

アイドルや歌手に楽曲を提供するなど、プロの作曲家として活動した異色の経歴をお持ちです。

河原塾は現在全国で7校。

多くの生徒が河原先生のメソッドを学び、有名校への進学を果たしています。

今回、河原塾本校がある茨城県のTSUTAYA LALAガーデンつくばにて、

「偏差値60以上の高校合格率100%の理由とは?」というテーマで先生のトークライブが開催されました。

トークライブでは、偏差値60以上の難関校に合格する人が実践していることや、

今の子どもたちに必要な力などについてお話いただきました。



トークライブは、一般のお父さんお母さんから受験に関する疑問をいただき、

それに河原先生が答えるという質問形式。

「これからはAI、人工知能が活用される時代。そんな時代を生きていくわが子に必要なスキルは?」

という質問を皮切りにAI時代を生きることについて河原先生のアツいトークが炸裂しました。

トークライブでは、そうした未来の話だけでなく、
受験に合格する秘訣というテーマについてもたっぷり解説いただきました。

そこで、過去出版された5冊の本でお伝えしている合格の秘訣について、編集部がweb用にまとめてみました。

まだ本を読んでいない受験生と親御さんは必見です。

◆夜、勉強することで損している!?


効率の良い勉強がしたいなら、夜ではなく、朝の時間に勉強するのが一番です。

夜は、10時には寝てしまいましょう。

そのかわり朝は5時に起きて、学校へ行く準備をしなければいけない時間まで勉強します。

その時間が2時間くらいあれば、全然OK。

夜4時間勉強するより効率的です。

起床してすぐの脳の理解力・記憶力は本当に桁外れに優れています。

東京大学の科学研究チームが国際的科学雑誌『ネイチャー』に発表した研究で、

一日の時間ごとでの脳の記憶力を機械で測定しているデータがありますが、

起きた直後が一番記憶力が良いという結果が出ています。

マウスを使った実験でしたが、人間にも同じことが言えます。

一日の中で、一番効率的な時間にきっちり勉強し、夜は寝る。

これが受験生の正しいライフスタイルです。

なぜ夜の学習がそんなにダメなのか。

それは脳に情報がたくさん入っている状態だから。

人は何気なく過ごしているようでも多くの情報を処理しながら生活しています。

友達と話した思い出話、CMで流れていた音楽、ニュースで目にした事件の詳細・・・

そのひとつひとつは大したことではありませんが、夕方家に帰るころには、脳は疲れ気味。

処理すること、判断することはたくさんありますから、

無意識に脳の負担はかかっています。

そんな状況で、勉強しても無駄です。

寝ている時間に脳は情報を整理しますから、

まっさらな状態になった朝のほうが情報をうまく吸収してくれて定着してくれるのです。

◆宝箱に大事なものを入れると、落ち着いて勉強が出来る


さて、いいパフォーマンスをするためには、良い環境が必要です。

勉強する前に自分の環境を整えてみましょう。

まずは、スマホ、ゲーム、マンガなどあなたが大切にしているものがありますよね。

それらを宝箱にしまい、鍵を掛けます。

勉強しているあいだは、鍵を開けてはいけません。

宝箱は、100均に売っている箱やケースなどで構いませんが、

どうせなら自分の気に入ったデザインのものを選んでみましょう。

スマホやゲームを大切に思う気持ちはそのままで、使い方だけを見直すのです。

他にも、テレビをつけることを止めてみる、というのもあります。

多少の雑音があった方が勉強できるという人もいるかもしれませんが、

ついつい目がいってしまう・・・なんてこともありますよね。

ここは思い切って、テレビは見ないという生活にシフトするのはどうでしょうか。

でも見たい番組がある、という人は、週に1,2時間と絞って好きな番組だけを選んで見ましょう。

好きではない番組でもついつい見てしまうのが、テレビの恐ろしいところ。

テレビ、スマホ、ゲーム、マンガなどを出来るだけ、近づけないことが勉強における環境づくりなのです。

◆目を閉じて、自分と会話するという体験が勉強に気づきを与える


長時間問題を解いている時に、だんだん答えから遠のいてしまっているように感じることはありませんか? 

難しくて解けない問題に長い時間掛かりきりになると、

うまく思考がまとまらない時もありますし、スピードダウンしてしまい、なかなか先に進めませんよね。

そんな時は、「瞑想」が一番です。

「瞑想」はマインドフルネスというプログラムとして、海外でも親しまれています。

瞑想の効果のひとつに「ワーキングメモリの解放」があります。

「ワーキングメモリ」とは、短期記憶に関する処理能力です。

例えば、数学の証明問題などで、短い時間で思考し、流れを考え、それらを展開して計算し、

答えまで導くためには、ワーキングメモリが使われています。

ワーキングメモリを解放すると、ワーキングメモリに入り込んでいた他の雑念がふっと消え、

目の前の問題に対する処理能力がグンとあがります。

ですから、脳の容量が増える感じだと言えるでしょう。

瞑想をする時間はある程度時間を取って行うことで、

より鍛えられますが、3分くらいの時間でも意外とすっきりするものです。

こんがらがってわからなくなったり、勉強に停滞感があるときは一度立ち止まり、瞑想してみましょう。

瞑想は、ただその場で目を閉じて呼吸に集中するだけです。

座禅をくんだりしなくてもよいのです。

ただ、呼吸に集中することが大切です。

問題の途中でも、その場で瞑想をしてみましょう。

焦って考えがまとまらない時や、体調が思わしくない時の対処法を知っておけば、安心して本番に臨めます。

瞑想によって、ワーキングメモリを解放しつつリラックスすることが出来るでしょう。

◆車はガソリンで走る、人間はブドウ糖で走る。



特殊な車を除いては、「車はガソリンで走る」のは、当たり前ですね。

水やジュースなど他のものを燃料としても車は動いてくれません。

人間も同じなんです。

人間の「脳」は、ブドウ糖をエネルギー源としています。

ブドウ糖は、日々口にするご飯から摂取するものです。

穀物(お米やイモ、こむぎなどの炭水化物)を分解してブドウ糖がつくられるため、

それらを中心にご飯を食べなくてはいけません。

脳は、消費カロリーがとても高い場所で、

体全体の消費量の18パーセントが使われているという研究結果もあるほどです。

ですから、朝に勉強するために「朝ごはん」は、パンやお米を食べること。

昼に勉強するためにも、しっかりブドウ糖を補給する、

このことを意識してご飯を食べる人が脳をうまく使える人です。

家庭の都合で、手作りのご飯は難しい人もいるでしょう。

なにも手づくりである必要はないので、コンビニのおにぎりやパンも上手く使ってみましょう。

ただし、菓子パンはほぼお菓子なので、NGです。

塾の合間に食べるおやつや間食も炭水化物に変えることでブドウ糖の摂取量が違います。

受験で成功するためにも、自分の脳が一番欲しているものを食べるようにしましょう。

◆志望校に関するウワサ話、事実かわからない情報に振り回されているあなたへ


受験生やその親が志望校を意識し始めた頃から頻繁にやってしまう行動、なんだと思いますか? 

まずみなさんがやるのは、検索エンジンやSNSでその学校を調べることではないでしょうか。

調べることも大事ですが、なにかにつけて検索するのが癖になっていませんか。

また、その学校に関することを聞くと一喜一憂したり、

真偽のわからないウワサ話も気になってしまうことはありませんか。

今年の志望者数や偏差値、合格にまつわる奇跡的な話・・・などあげればキリがないくらい、

興味をそそられる話は転がっています。

これらに一喜一憂するのも楽しいかもしれませんが、ほとんど意味はありません。

本当かどうかわからない話ほど聞きたくなるかもしれませんが、ここは我慢。

情報をシャットアウトしましょう。

ウワサや事実かわからない情報に揺さぶられていると、集中して勉強することはできません。

親も子どもも冷静になって、情報から距離をおきましょう。

◆親がウィルパワーを奪わないために!


受験生を一番近くで見守るのは、やはり親です。

塾や学校の先生はひとりひとりの心の様子や体調などを細かくケアすることはできないので、

家族の応援が不可欠となります。

子育ては、その子の親にしか出来ないことですからね。

受験する子どものために大切なのは、「ウィルパワー」を削がないこと。

これがとても大事です。

ウィルパワーとは、やる気です。

未来に起こす行動に対する前向きな気持ちですね。

この気持ちは、みんな持っていますが、親や周りの大人が妨げていることが往々にしてあります。

ウィルパワーを削ぐ発言とは、「勉強しなさい」「いつになったらやるの?」といったものです。

こんな言葉で素直に勉強する子どもは、まずいません。

子どもだけでなく、大人だって人に行動を決められたくはありませんよね?

こうした叱りつけは、子どもを支配することに繋がります。

また、褒めることも同様に支配の一形態です。

褒められて嬉しくない人はいません。

しかし、褒められることになれてしまうと、親に褒められないと行動しない人になってしまいます。

また、褒められたいがために嘘をついて、事実を隠してしまう危険性があります。

褒められることがモチベーションになってしまうと、勉強への姿勢が受動的になるのです。

受験は、勉強をすることの意味を見出し、自ら率先して自分自身の課題を解決するチャンスです。

親が叱ったり褒めたりしてコントロールするのではなく、子どもが考えるように促す言葉を掛けてあげましょう。

子どものやる気を削がない声かけは、「認める」ことが重要です。

認める声かけは、「子どもの感想や意見を受け止める+親個人の意見」が基本です。

決して、叱っても褒めてもいけません。

叱るような事があっても「私」という親個人の感想に留めます。

「私は、悲しい・私は悔しい・私は複雑な気持ちだな」と言うのです。

反対に、褒めるような場面では、

「私は嬉しい、私も頑張ろうと思った・私もテンションがあがった」などといった個人的感想を伝えるのです。

子どもの問題はあくまで子どもの問題。

そう切り離すと、子どもも自分で考え始めます。

まずは、言葉で子どもを縛り付けていないかご自身の言動を振り返ってみましょう。

LALAガーデンつくばでのトークライブは、もっと話を聞きたいという会場の要望にお応えし、

予定時間を大幅に延長するという嬉しいハプニングもあり、幕を閉じました。

河原先生がお客さんに質問をしたり、スマホを使いながら説明をしたり、

ネットで生放送を配信するなど、大いに盛り上がった2時間半。

ママ友と来ているお母さんたちの楽しそうな表情や、

中学生くらいの年の学生さんが食い入るように話を聞いている眼差しがとても印象的でした。

会場となったLALAガーデンに入っているTSUTAYAさんでは、

先生の本のコーナーを作ってくださっていました。



今回、本を購入してくれた人に河原先生がサインをする場面も。

一人ひとりの目をしっかり見ながら話をする河原先生。

その姿から、先生が子どもたちに信頼されている理由がよくわかります。



こうしてパワー溢れるアツいトークライブは無事終了となりました!

 さて、河原利彦先生の勉強法はいかがでしたでしょうか?

明日から、一人でも始められるものです。

一人で始められる、ということは受験においてとても大事だと思います。

親や友達からも自立して、自分で考え、未来のために行動するとても貴重な経験です。

大人になるということでもあるのかもしれません。

勉強する意味は、自分にしか分かりません。

どうして勉強するのか、受験するのかを考えたうえで、

楽しんで効率よく学習ができるよう、工夫してみてくださいね!

(END)

【著者プロフィール】
河原利彦(かわはら・としひこ)

1961年茨城県生まれ。大学在学中に単身渡米し、アメリカの大学で英語を学ぶ。
26才で本質を突く塾「河原塾」を立ち上げ、現在は全国各地に7校。

現代教育研究家として、30年を超える指導経験から、子供の可能性を引き出し、本当に必要な教育をあらゆる角度から研究している。
著書、トークライブ、ネット放送などを通じて、親子と交流し、現在の学校教育制度に疑問を投げかけ、容赦なく破壊していく。
サングラスと金髪で、知る人ぞ知る“教育界のカート・コバーン”の異名を持つ。

また、新しいコーチング技術、ダイレクトレスポンスコーチング「DRC」を開発し、勉強を強いることなく、生徒の成績を上げている。
現在では、マインドセット、心理学・脳科学を融合させた、新たな戦略的学習法(KJ-ストラテジー)にて、大学受験へむけて高校生の偏差値を軒並み15~25アップを実現。

90年代には、少年隊、松田聖子などに多くの楽曲を提供した作曲家としての一面もあり、現在もフリーの作曲家として活動している。
プロローグ 

SPRING 勉強しないわが子にイライラ・ガミガミ 

SUMMER 受験の合否を決める「鬼門の夏休み」がやってきた 

AUTUMN やっと勉強しだした受験生を体育祭と文化祭が惑わせる 

WINTER 受験本番まで続く、不安と焦りの数週間 

NEXT SPRING 合格発表の掲示板にわが子の受験番号が…… 

エピローグ 

あとがき―「勉強すること」の本質

ページTOPへ