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 新刊

こころを磨くヨガ

人生が輝き ダイエットも成功する こころとからだのストレッチ

こころを磨くヨガ
著者 美宅 玲子
ジャンル 暮らし・健康・子育て > 美容・ダイエット
出版年月日 2016/12/05
ISBN 9784774516066
判型・ページ数 A5・112ページ
定価 本体1,200円+税
在庫 在庫あり

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内容説明

目次




「痩せたら、しあわせになれる」

「うまくいかないことがあるのは、太っているから」

そんなふうに自分を苦しめているんだとしたら、

「ダイエット強迫症」かもしれません。

~どんな自分にもOK!が言えるこころを養うということ~


ダイエットは私達の永遠の課題であり、常に思い煩う大きな問題です。

成功すると人生が一変する、そう夢見るひとは多いのではないかと思います。

かく云う私 (社員)もその一人です。

痩せたくても、なかなかダイエットが続かない、リバウンドしてしまう、頑張っても結果が出ない…

ダイエットが原因で気分が落ち込むこともあるのではないでしょうか。

 今回の現代書林Web記事は、そんな悩みの尽きないダイエットにまつわる話です。

弊社刊行の書籍『こころを磨くヨガ』では、

「もっと痩せないと」「自分はダメだ」「これは食べたらいけないから」といった、

ダイエットにまつわる思いこみ・自分への“縛り”を「ダイエット強迫症」と名付けて紹介しています。


「ダイエット強迫症」は、自然に湧き出る食欲や感情を抑え込むことを自分に強いてしまう、

ダイエットにのめり込む人に見られる傾向のことを指します。


「美味しいものが食べたいな」という素直な感情を抑えてしまうこの傾向は、

自分という存在そのものの否定につながることもあり、こころの病になるリスクが非常に高くなります。


本の著者である美宅玲子先生も、

10~20代にかけて摂食障害やうつ、ダイエット強迫症に悩んできた経験があります。


摂食障害とうつ病、ダイエット強迫症、この3つの症状は単独で発症しているのではなく、強く結びついています。

こころの不調は体に、体の不調はこころの問題に影響を与えるのです。

そんな辛い状態を乗りこえ、

現在ではヨガのインストラクターとして活躍する美宅先生はどのようにして、

ダイエットにまつわる悩みを克服することが出来たのか、お話しをお聞きしてきました。

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今回、Web記事でどの本を取り上げるか打ち合わせをした時、私がこの本を推薦しました。

ダイエットと美しくなることはイコールではないですが、とにかく痩せれば人生好転するんじゃないか、

仕事、恋愛など上手くいかないことが、どうにか変わるんじゃないかと思っていた節があったので。

私自身もすごく共感する部分がありました。

ご本の最初の方で、「高校時代に陸上部の選手としてインターハイを目指していて、

結果が残せなかったことの原因を体重だと思い込むことで、摂食障害に至るまで深刻になってしまった」とありますが、

そのような想いはどのようなところから来ていたのでしょうか?

吉祥寺の事務所でお話くださる美宅玲子先生
( 都内の事務所でお話しくださった美宅玲子先生 )

もともと自分に厳しくしてしまうところがあったのではないかと思います。

中学に入った頃から、勉強で常にトップにいないと、

ちょっとでも落ちると高校に行けないんじゃないか、という風に思う傾向はありました。

だから、成績表で5・5・5・5って取っても、

1個4があるだけで結構不安みたいな。

親にも98点取った時に、褒められるのではなくて、

この2点はどこを間違えたの、100点じゃないとダメ!みたいに言われていたこともあって。

 
その出来事より以前に、体型を気にするようなことはありましたか? 

 

自分の体重を気にしたことはちょこちょこありましたけど、病的ではなかったです。

高校3年までは。周りに言われたことも一度もなかったですし。

 

インターハイに出場できなかったショックが大きな原因でしょうか?

 

心のどこかでは、体重のことだけではないっていうのは分かってはいたんですけど、

その時にそれ以外に追求できることがなくて、

体重だったらなんとか自分でコントロールできるんじゃないかっていうことで、過激なダイエットをしました。



大学時代はいかがでしたか?

 

大学でまた陸上部に入ったのですが、周りの人が優しく接してくれて、

満足のいく競技生活を送ることが出来ました。

ただ、高校までは拒食でしたが、大学に入ってからは却って過食気味になり、

食べ過ぎをコントロールできない事もありました。

 

その頃は自分の食べ方は周りの人と違うという意識はありましたか?

 

過食になってからは「食べる量」だけでなく、「食べ方」が明らかにおかしくなりました。

普通の人が食べないようなものまで食べてしまうんです。冷凍庫に入っている凍ったパン、とか。

その一方で、周りに人がいるとそんなに食べないという傾向があるのが、変だなと感じていました。

人前では食べることにストレスを感じていましたね。

 

逆にそうなんですね。じゃあ、呑み会とかみんなでごはんに行くっていうのは嫌だな、って思ってしまうような?

 

  そうですね…なんか抑えてしまっているんですよね。

みんなと解散した後、解放されて「もっと食べたい!」って気持ちになってしまうんです。



そうした状態を近くで見ていた親御さんとかはどうでした?

 

親は、私が急に凍ったものを食べたり、

家に置いていたお菓子をいつの間にか食べちゃっていたりすることに気づいて、やめさせようとしていました。

でもまぁ、私はいうことを聞かないんですよね(笑)。

親は表面的に見えている「食事」について、いろいろ言ってくるんだけど、私にとってはそこではなかった。

なんかわかって欲しい、という気持ちがあるんだけど、

上手く言えないので、「ほっといて」って感じになっていましたね。

 

なるほど。その状況の奥にある「なにか」に気づいてほしいし指摘してほしいけど、

「食事」という表の問題だけ言われることはストレスだったんですね。



そうですね。小学校教諭として就職してからもあります。

夏休みの話ですが、職場で菓子パンを一気に食べているところを、

なんでもズバズバ言ってしまう先輩に見られた時、

「菓子パンばっかり食べ過ぎだ」と言われたことをストレスに感じてしまって、

それ以後は職場で何か食べる時は隠れて食べていました。

この頃は、結構孤独でしたね。

そういう自分の気持ちを表現できなくて、学校の保健室で寝ていることもありました。

 

お仕事を始めて、一番初めにでたストレス反応みたいなものを覚えていらっしゃいますか?

 

就職して初めの1か月くらいは結構健康的な生活をしていました。

でも2か月目くらいからはだんだん自炊もしなくなっていました。

小学校は5月に家庭訪問があるんですが、1年目から1人で回らなきゃいけなくて…。

1日10軒くらい回るんですけど、コテンパンにやられてしまい、時間も遅れてしまうし、大変でした。

 

親御さんって、先生よりもだいぶ上の世代ですもんね。

「大丈夫なの!? あなた、うちの子をちゃんと見てくれるの?!」なんて言われたり。

 

そうそう、そんな感じです。

一番最初に「しんどいな」と感じたのはそのあたりでした。

そのころ、仕事の帰りがけにコンビニでものすごい量を買って帰るようになって、

半年で8kg太ったんですよね。



それはすごいですね…

 

菓子パンとかお菓子とかお弁当とか目についたものをパッパッって買うんです。

値段を気にせずに買い物しているとコンビニなのに2000、3000円とか行くんですよね。

コンビニでの買い物なのに、こんなに値段がいくなんて…と思いつつ止められなくて。

買ったものが全部なくなるまで、食べるのがやめられないんです。

 

とめられないんですね。

 

そうですね。空っぽにならないと、気になる。

食べ物の存在を気にしすぎて、眠れないんです。

700グラムくらい入っている業務用のピーナッツも一晩で一袋全部食べきったり。

気持ち悪いし、もうお腹に入らないけど、「そこにある」ことが耐え切れない。

ひとり暮らししてから、家に食べ物を置かない努力や工夫は出来る限りしていました。

 

たくさん食べた後って吐いちゃうんですか?

 

吐く人は多いみたいですが、私は下剤を使っていました。

でもストレスが強いと、いくら下剤を飲んでも効かなくなるんです。

最初は普通の分量を服薬したら翌朝に出ていたのが、だんだん鈍くなってきて、倍量でも出なくなっちゃって。

いろいろ薬を変えても駄目で、余計にイライラしていました。

肝臓の数値もすごいことになったりとか。

 

いままででこんなに食べてビックリした、みたいなものってありますか?

 

菓子パンはわりとありましたが、アイスも5個くらい買って一度に食べたりとか。

飲み会に行くと気を遣ってしまう反動で、終わった後にチョコレートをたくさん食べることもありましたね。

あと、スイカを丸々1つ食べてしまったこともありました。

ただ、食べている間は夢中です。食後は、罪悪感に襲われちゃうのをごまかすためにすぐに寝ていました。

だから、翌日はものすごい自己嫌悪なんですけど。



ホッとする反面、ものすごい葛藤があるんですね。

 

もう外に出たくない、人前に出られない、みたいな。

自分ではすごく「こんなに太っていてはダメだ、ダメだ」と思って。

ダイエット目的で美容外科に相談に行ったこともありました。脂肪吸引とか手術なんかがあるんじゃないかと。

でも、「このぐらいの太り具合は手術してもそこまでできることはないよ」と言われたので、

食欲抑制剤をもらって飲んでいました。

 

どうでしたか?

 

確かに食欲を抑えられる感じはあります。

同じ時期にスポーツクラブで水泳をはじめたので、3か月で10kg太ったのが3か月で10kg痩せました。

 

それはかなり急ですね。

 

すごく無茶なダイエット計画を立てるんです。

休みの日は何も食べずに、ジムで8時間運動する、とか。

無茶な食べ方を無茶な運動でチャラにしようとするんですよね。

体重が短期間で変わってしまうと、揺り戻しがすごく強いので、色んな面で不安定でした。

 

他にも試したダイエット法はありますか?

 

エステも行きましたけどね。これを飲むと痩せる、なんて薬なんかも。

通信販売とかしていました。

ニュースになった危ないサプリメントの会社もあったりして。

私には健康被害はなかったのですが、かなり必死なので変なところに手を出すこともありました。



ダイエットで悩んでいることを、友達に相談したりしましたか?

 

言わないですかね。

最近の若い人とかもそうだと思うんですけど、人と関わるっていうことが結構ストレスでした。

パッと見普通だし、当たり障りのない会話はするんだけど、

自分の思ってる本音は言わない、言えないみたいな感じかな。

自分がダイエットしてるっていうことも、私の中では言っちゃいけない話の部類に入ってて。

自分に落ち度あるっていうような気持ちだったので、「最近、太ってさぁ」とかいうようなことは言いづらかったですね。

 

それはやっぱり共感できる部分がありますね。

実際、女子の日常会話でダイエット法とか、美容法なんかはあんまり共有しないもののような気がします。

「まぁ人それぞれだし…」って感じで人に気を遣ってしまうからかもしれませんね。

痩せるのも太るのもどっちも自分から報告できないナイーブな話題ですし。

受け取られ方を考えると躊躇しちゃうかも。



太っているのは悪いことで、太っている自分には自己責任があるという強迫観念は、どこから来ているのでしょうか。

私たちはテレビや雑誌、SNSを通して、他人の日常を垣間見ています。

画面越しの女の子たちが自分より幸せに、輝いて暮らしているように思えることはありませんか?

そのことで妙に落ち込んだり、自分に自信が持てなくなることはありませんか?

美宅先生は、『こころを磨くヨガ』の中で、そうした憧れが極端な希望に結びつくケースについてもお話しています。

 
『「痩せたら、どんな服も似合うようになりますよ」

「痩せると印象が良くなるので、人から声をかけられることが増えて、転職もうまく行きますよ」

「痩せると自信がつくので、プライベートが充実して結婚ができて、幸せになりますよ」

痩せていると素晴らしい人生を送れるという架空のストーリーです。

 

痩せてきれいなモデルさんが笑顔で立っている写真だけでも、

「美しい人は幸せそうだなぁ。充実した生活を送っているんだろうなぁ」と想像させます。

 

特に「自分はこれでいいんだろうか」と自信や確信が持てない人や、「自分が人からどう見られているのか」が気になり、人からの反応で自己評価が簡単に変わってしまう人ほど、確かな自信を「見た目」に求めがちです。(中略)

 

広告もSNSでの投稿も、良いイメージに見えるように部分的に切り取られた演出にすぎないのに、見た目が良ければすべてうまくいくかのような錯覚を与えることがあります。(中略)

 

瘦せればすべてが好転するわけではありません。

幸せや自信を持つ方法は、見た目を整えることとイコールではありません。』

 

学校で働くことが大変になって、退職された後、スポーツクラブで働かれたんですね。

そうですね。教職の1年目の最後に原因不明の微熱が続いたり、

咳が出たり、アレルギーみたいな症状が出たりして、「ストレスじゃないかな、おかしいな」っていうのがあって。

そんな感じでしたが、2年目も頑張って続けていました。

でも、イライラを感じることが多くなって、学校を休みがちになってしまいました。

3年目は、クラス担任を外れる形で仕事を続けたかったのですが、それが叶わなくて、続けるのが厳しいな…と。

転職する時には、健康になれることや好きなことをして行こうと決めていたので、スポーツクラブにしました。

 

フルタイムで働いていたのですか?

 

そうですね、仕事をしてなかったのは2ヶ月間でした。

その2ヶ月はちょっと休んで寝て暮らしてたんですけど、その後ポーンとフルタイムで入りました。

その時は「頑張ろう、頑張らなきゃ」みたいに思って、人前ではすごく頑張ってたんですよ。

でも1人になった時に、食べ過ぎちゃったりとか、ぐたっとなったりとか。

その感じで過食してしまい、転職して1、2ヶ月くらいで10kg太ったんですよ、また。

頑張ってたら、食べないともたない感じになって、また太ったみたいな。

だから周りからしてみると、何で急に太ったんだろう、この人みたいな感じだと思うんですけど。

 

新しい環境に順応しようと思って、頑張りすぎて反動が出ちゃったんでしょうね。




そうですね。そういう感じです。



『こころを磨くヨガ』では、当時を振り返ってうつと摂食障害で辛かった日々についても触れています。

『職場はリハビリの場ではありましたが、人前に出て元気な自分を演じるというストレスもあり、

頑張って働いた分過食と下剤使用も強く出る日々でした。

調子が良いと思い人と会食すると、楽しんでいてもどこか笑顔を作って自分を抑えて合わせて疲れてくる自分がいて、

後からイライラや苦しさ、寂しさなどがごっちゃになった黒く巨大なものに突き動かされて、

夢中で大量の食べ物を買って食べました。

食べているときはその黒く巨大な感情を忘れられましたが、

食べ終わるとすぐ激しい自己嫌悪と焦りでイライラしやすくなったり、

悲しくなったりと、精神は不安定になってしまうのです。』 (『こころを磨くヨガ』より)



先生のそういう体験や気持ちが女性の共感を呼ぶのかなと思います。

みんなといる時は頑張れてるけど、1人になったら反動出ちゃうというのが、

「わかる、わかる、私もあるな」って思いますよ。

食べ過ぎちゃうまではなくても、家に帰って動かないとか、部屋を片付けられないとか。

でも外では頑張んなきゃという。

 

この時、太った原因は「心の問題」なんじゃないかということに向き合い始めました。

昔から、薄々そうなんじゃないか、と思っていたことです。

そこで摂食障害の本とか心理学の本とかいろいろ読んでいたら、

幼い頃からの家族関係とか、親との関係とかに原因があるっていうのがあったんですよ。

そこにまあ思い当たるところもあったので、親にもそのことを分かってもらいたいなって思って。

それで、文通を始めてみることにしたんですよ。

 

お母様とですか?

 

お父さん、お母さんと。

 

あ、どちらとも。お手紙書くっていうと何年ぶりぐらいなんですか?



就職して離れて暮らすまでは手紙を書く必要はなかったから、そうですね、3年半とか4年とか。

 

お手紙する中でやっぱり何か変化はありました? 

私はこう思ってたけど違ったとか、こう思ってくれてたんだとか。

 

一緒に暮らしてた時は手紙に書いたようなことを言っても、

向こうも感情的になって聞く耳持てない感じで、
「私は私で頑張って子育てしたのよ、こうするしかないのよ!!」


って言っていたのが、文通をしているうちに、だんだん「ごめんね」って感じになってきて。

手紙だけじゃなくて、私が通院していた心療内科にも個別カウンセリングに行ってくれたりしたのも良かったみたいです。

そこでやっと両親ともちょっと理解が深まって
「ああ、分かってくれたんだな」っていう感じになりましたね。

 

手紙から徐々にお互いを理解し合う期間があって…会おうか、とはなりませんでしたか?

 


しばらく手紙だけのやりとりをしていましたが、

フリーのヨガインストラクターとして独立する時に、会う機会を持ちました。

いま考えると、その時にほぼ7割方、うつの原因の一つはそこで解決したかなという感じはします。

その後もずっと摂食障害というか、食べ過ぎとか、ストレスの症状っていうのはまだ残りはしましたけど。

 

ご本にもありましたけど、食べ過ぎちゃうっていうその症状って深いものですね。

いきなり、きっぱりもう今日から無くなりました、っていうのは難しいわけですね、やっぱり。

 

よくダイエットの成功談なんかで、もうすっかり、きっぱりここで無くなりました、

みたいに書いてる人も見るので、病的なものでなければ普通に治ることもあるのかもしれません。

でも、ほんとに病的に自分の食欲を我慢するっていうことを長期間続けると、

やっぱり脳がおかしくなるっていうのは実感があります。

脳が1回狂うとそれを元に戻すのは、やっぱり時間がかかるんじゃないかって思いますよね。

食欲の神経がおかしいみたいな感じ。



美宅先生は、フリーランスのヨガインストラクターになってからも摂食障害に悩む日々を送ります。

そこには、いつも「緊張」しているという心と体のこわばりが原因としてありました。

仕事での「緊張」、イメージを裏切らないようにふるまう「緊張」、自分が許せない「緊張」、人目にさらされる「緊張」…

「緊張」は尽きることはありません。

「緊張」とは、「こうでなくちゃいけない、こうしなくてはいけない」という“思い込み”や自分への“縛り”から生まれるものです。

美宅先生は、思い込みや縛りから解放され、かたくなに「食」にこだわる自分を癒すことで、

摂食障害やダイエット強迫症を克服するための方法を模索します。

具体的に効果があった方法は、そうした自分の声に耳を傾け、本当の気持ちをすいあげ書きとめることだそうです。

自己肯定できるようになるには、心の声を聞くことと、ヨガの両面が癒しになったということです。

 

心と体は繋がってるという表現が一般的にありますが、

やっぱり体を動かすっていうのは良いことだと実感されましたか?

ヨガと出会われて何かやっぱり変わったことはおありですか?



そうですね。いろんな運動がありますけど、それぞれに良いところがあると思います。

もともと、ガッツリ動くのが好きで、激しい運動がすごく発散になってたんですよね。

でも心身ともにストレスがかかって、免疫が落ちてしまったとき、ドクターストップで激しい運動が出来なくなりました。

それでヨガをやることになって。

勤めていたスポーツジムの勧めで、ヨガインストラクターの養成講座を受けるようになりました。

 

仕事で覚えたヨガにハマり始めたわけですね。

 

正しいポーズを取ることで、もちろん体も変わりますけど、脳も変わってくる。

最初はヨガってポーズ決めて、ただそれだけかって思ったんですけど、

ポーズをやって、呼吸をしていると、いろいろごちゃごちゃ考えていたものがスーッと雲が晴れるようになくなって、

なんか頭が空っぽというか、すごくスッキリしてきたんです。

 

ヨガは自分の思考を「考えるモード」から「感じるモード」にスイッチングする効果があると、美宅先生は言います。

そこにも、ありのままの自分を肯定できるようになるヒントがあります。

 

『普段、私たちは生活を送る中で、物事に対して無意識に評価を下したり、

頭で思考したりする「考えモード」になっています。(一部省略)

「考えモード」で人や物事を「OK」「ダメ」と裁くことは、そのまま自分が裁かれることへの不安・緊張になるため、

心身は身構えてかたくなります。

逆にヨガでは、頭で考えて判断するよりも、心身が「温かい・冷たい」、

体が「ゆるんでいる・緊張している」、呼吸が「深い・浅い」など、その時々に心身で感じる感覚、特に心地よさを大切にします。

自然に湧き上がってくる感覚を丁寧に感じ取り、味わうことで、自分自身を大切にしているのです。

それがヨガの「感じるモード」です。』 (『こころを磨くヨガ』より)

「感じるモード」に切り替えることで、自分の気持ちや体の状態を素直に受け止めることが出来るのです。

ヨガは別の視点から自分と向き合う行為だとも言えるようです。


ヨガとの出会いが、

先生独自のエクササイズの考案(第一冊目「あなたらしく輝く美姿勢イメージエクササイズ)

にまで発展しますね。

そして、本を二冊出版するまで繋がって…



そうですね。

特に、一冊目とは違って自分の「ダイエット強迫症」を前面に出したこの本を書いた後くらいに、

自分の思ったこと、我慢してたこと、気づかなかった本音を堂々と肯定することができるようになりました。

「食べ過ぎてもわっはっは!」みたいな。

ちょっとづつ隠していた自分のことを話せるようになったり、自分自身にOKが出せるようになっていく中で、

最後の大きな1個を本を書くことで「言えた!」という感じです。

 

本の中にも、自分の気持ちを観察し、言葉にすることのメリットについて書かれています。

それは、思い込みという主観に閉じこもるのではなく、客観性を持つということでもあります。

『「気持ちを飲み込む」「言葉を飲み込む」という言葉があるように、

私たちは普段生活で感じたこと・思ったこと・意見をいわずにこらえることがあります。

(中略)抑えることが習慣になると、今、本当は、自分はどのように感じているのか、どういう意見を持っているのかすら、

わからなくなってしまいます。普段表現する必要がないからです。

そうなると、溜まりに溜まった表現されない“想い”たちが、何か自分でもわからないきっかけで、

言葉にならない衝動として突き上がってくることがあります。(中略)

どんな小さなことでもいいので、自分の素直な反応に「いい」「悪い」と判断を下さずにそのまま言葉に表してみましょう。

口に出さなくてもいいですし、紙に書いてもいいでしょう。

(中略)今まで抑えて溜めてきた気持ちと、衝動や葛藤の間に、自分なりの関係が見つかるかもしれません。

普段から素直な自分の反応を自覚して肯定することで、衝動の元はだいぶ少なくなり、弱まってくるでしょう。』

(『こころを磨くヨガ』より)

 

ヨガと本の執筆が自分自身の癒しにも、仕事にも、人助けにもなるという…。

辛い時期の自分がいるからこそ、いま苦しんでいる人にヨガを教える美宅先生が出来上がったということですね。

 

そうですね。色んなことを経験したいまでは、ヨガインストラクターは天職だなあと思っています。

 

なるほど、本の出版も先生のヒントになったのであれば、とても嬉しいです。

本日はありがとうございました!

 

いえいえ、ありがとうございました。

 

最後に「自分はダイエット強迫症かもしれない」

「私もそういう気持ちでダイエットしたことがある…」と、

心当たりのあるあなたへ『こころを磨くヨガ』の中の言葉を贈ります。

(写真撮影 河野大輔)


『「自分に自信を持ちたい」「幸せに生きていきたい」ということがあります。

 たとえ瘦せていなくても、ダメダメであっても、

自信やしあわせは今の自分そのままで、「持っていていい」「感じていい」のです。

それを、「痩せなければ自信を持ってはいけない、幸せを感じるべきではない」とストップをかけているのは自分です。

 例えば、会社に花を飾って感謝された、帰り際にきれいな夕焼けが見えた、

そういう小さいことであっても、あなたは十分に自信を持っていいし、幸せを感じていいのです。

瘦せていないことで、それらすべてを黒く塗りつぶしてしまうのは、非常にもったいないことです。

 日々、「今の自分のままで価値がある、いいんだ」と思える小さな出来事を、見つけていきましょう。』

(『こころを磨くヨガ』より)
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美宅玲子(みたくれいこ)先生の公式HPはこちらです♪♪
http://mitakureiko.com/

ブログのみならず、いますぐ視聴できる動画レッスンも魅力です。
是非、気になる方はチェックしてみてください。

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<書籍紹介>

【ダイエット強迫症】
皆さん、聞いたことの無い言葉だと思います。
この言葉は著者の造語です。

ダイエットが一時的に上手くいく事はよくあると思いますが、
結局はなかなか減らない体重にいら立ち、
過食を繰り返してリバウンドしてしまう。

そして、自信をなくし・・・自分を責め・・・
肉体的にだけではなく、精神的にも不安定になる。

結果、それがエスカレートしてきて、
食べる事に「罪悪感」を持ったり、
太ることが異常に怖くなったりして、
自分の行動を自分自身でコントロール出来なくなる。

これが【ダイエット強迫症】です。

ダイエット経験のある、特に
真面目で繊細な人ほど追いつめられる症状です。

本書は今までに2400人を超える方々にヨガ・ピラティスなどのレッスンを行い、
自分自身も摂食障害に苦しんだ経験のある著者が書いた、
自分を苦しめる【ダイエット強迫症】から脱却し、
気持ちよく食事が食べられる生活を取り戻すノウハウをまとめた本です。

更に、ありのままの自分を出せるヨガをヴィジュアル満載で掲載しています!


美宅 玲子(みたく・れいこ)

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
1980 年2月29 日生まれ。埼玉県所沢市出身。東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mハードル、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率のよい体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2 年半後病休を取る。2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスに出会い、インストラクターとなる。ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008 年に独立しフリーインストラクターとなる。現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD 発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTube のエクササイズ動画も好評である。著書に『あなたらしく輝く 美姿勢イメージエクササイズ(小社)』がある。

はじめに

序 章 「わたしの経験」摂食障害の克服とヨガ
拒食になったきっかけ
拒食へ進んで
過食へ転じて
回復の兆し
過食の原因に迫る
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第1章 「痩せなきゃダメ」今の自分を否定する“まじめ病”
拒食・過食は「ダイエット強迫症」⁉
痩せさえすれば、すべてがうまくいく?
「食べちゃダメ」で過食になる⁉
「~しなきゃ」が口ぐせになっていませんか?
「~しなきゃ」に隠された“罠”
「まじめ」「頑張り」の使い方、間違っていませんか?
過食は心の牢獄
ダイエット消耗戦
「ダイエットの成功=過食の克服」ではない
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第2章 「ダメでもOK」観察し、認めるという薬
痩せることで手に入れたかった「本当のこと」
痩せていなくても、自分を愛していい
食べたいときの葛藤を言葉にしてみよう
「~すべき」「~でないとダメ!」の嵐に気づく
ダメでいい、変でいい。今、素直に感じることを許してあげよう
状況・気持ちを言葉にするメリット
心のこだわりが、体のこわばりになる
ストレスと胃腸トラブル
ダイエット強迫症克服の着地点
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第3章 「OKが続く」感じるモードのイメージヨガ
ヨガでありのままの自分にOKが出せるようになるわけ
・感じる観察ヨガ
・味わうイメージヨガ
・ストレスで頭・顔が緊張する人のヨガ
・ストレスで首・肩が緊張する人のヨガ
・ストレスで肋骨・みぞおちが緊張する人のヨガ
・ストレスで背中・腰が緊張する人のヨガ
・ストレスでお腹・内臓が緊張する人のヨガ
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おわりに

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