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声の悩みを解決する本

音声専門医35年―「文殊の知恵」のひとりごと

声の悩みを解決する本

“声のプロ”の相談医を務める著者による、声の悩みを持つ方々への数々のアドバイス

著者 文珠 敏郎
ジャンル 実用・スポーツ・ホビー
出版年月日 2016/11/01
ISBN 9784774515953
判型・ページ数 4-6・192ページ
定価 本体1,300円+税
在庫 在庫あり

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内容説明

目次

ABCラジオパーソナリティ道上洋三氏、大阪音楽大学名誉教授永井和子先生推薦!
大物歌舞伎役者、プロの歌手も信頼する、声の悩みを解決する方法を書籍化!

「すぐにのどが痛くなる」、「声の出し過ぎで声が出なくなる」、「腹式呼吸がわからない」、「声種が定まらない」・・・これらは、教師や声楽家など声を使う職業の方には覚えがある悩みではないでしょうか。

 このような悩みを抱えた時、のどを休めるために沈黙する時間をつくる、のど飴を切らさないようにする、加湿器を使うなど対処法はいくつかあります。どれものどを守り、いつも通りの声を出すためには大切なケアです。それでも中には、ケアだけでは治りきらない不調や症状もあり、いつも同じ悩みを抱えてしまうこともあります。慢性的な不調を自己流で解決することは難しく、「誰に相談すべきなのか、どのように対処すべきなのか」困ってしまうことでしょう。
耳鼻咽喉科を訪ねても、同業者に聞いても何を始めるべきかハッキリせず、もやもやすることもあるのではないでしょうか。

本書は、そのような悩みを持つ方々へアドバイスや解決のヒントを提示しています。
著者は、大阪で35年以上プロフェッショナルボイスユーザーの音声専門医として、声の悩みや不安を解決するサポートをしてきました。
著者の音声治療法や正しい発声の土台となる呼吸法について知ることは、声の悩みを解決するヒントとなることでしょう。

また、プロの歌手や教師、落語家のエピソードなど様々な悩みの例もわかりやすく紹介しました!これらの多彩なエピソードは、読み物としても一読の価値があります。

是非、本書籍で解決のヒントを探ってみてください!



文珠敏郎
もんじゅ としお

医学博士
南大阪音声クリニック(小文式音声訓練研究所) 特別顧問

昭和11年、大阪市生まれ。昭和29年、大阪府立住吉高校卒業。昭和37年、大阪医科大学卒業。同年、京都大学医学部耳鼻咽喉教室入局。聴覚研究グループに所属し、「中枢難聴鑑別診断に関する研究」で学位を取得する。
その後、奈良の天理病院で10年の勤務医を経て、近畿大学医学部に着任。そこで臨床音声学を故・小池靖夫先生に就いて研鑽する。
昭和56年、大阪市内に耳鼻咽喉科を開設。音声クリニック(音声相談コーナー)を併設して35年、「声の相談医」として、プロ、アマを問わず、多くの声の悩みの解決に尽力する。
平成28年3月、自身の医院を閉め、現在は大阪市阿倍野区の「南大阪音声クリニック」の特別顧問として、後進の育成並びに声の悩みを持つ方々の相談医として活躍している。

はじめに ─“声の相談医”として35年間、患者さんと向き合って

第1章 声はさまざまな性質を持っている
“声の相談医”の原点は小学生時代のこの体験
腹式呼吸がしっかりできれば
時間でも歌える
冷えが原因で声帯が動かなくなることもある
筋肉の凝りが原因でも声はおかしくなる
身体のバランスが崩れると声にも影響が出る
声帯は使わないと萎縮して声が出なくなる
呼吸を改善すると発声の疲れが取れて柔らかい声になる

第2章 悩み解決のために「声」の基本を知ろう
診察室で説明している「発声の仕組み」
声は「呼吸・音源・共鳴」の3要素で成り立つ
このメカニズムで私たちの声は出ている
肺に空気を入れることで呼吸は成り立っている
声に関係する道には「気道」と「声道」がある
声には「話声」と「歌声」がある

第3章 症状の背景・情報を集めて解決の糸口をつかむ
解決法の糸口を見つける「問診」
1主訴と症状を知る
2原因究明のための情報を収集する
3患者さんの希望を知る
4主訴の内容を理解する
声の状態をあらゆる角度から調べる「診察・検査」
1全身の視診で姿勢と身体のバランスをチェックする
2喉頭を中心とした首の触診を行う
3鼻腔・咽頭・口腔の局所所見をチェックする
4間接喉頭鏡を使って咽頭を含めた全体像を把握する
5ファイバースコープで声帯を詳細に観察する
6ストロボスコープで声帯の動きを診る
7実際に声を出してもらって音声機能検査を行う
8私なりの基準で聴覚印象による判定を行う
9患者さんの呼吸と発声の癖を見抜く
すべての情報を集結して解決法を導き出す「診断」
1“声の相談医”として総合的に診断をつける
2診断の段階では疑わしい診断名をすべて出す
3ケースによってはセカンドオピニオンを勧める

第4章 正しい「音声訓練」が解決の突破口になる
耳鼻咽喉科では芸術レベルの声の悩みは対応できない
耳鼻咽喉科では声の悩みに3つの対応しかできない
沈黙療法には私なりの基準がある
手術・薬物治療を視野に入れた「音声訓練」
35年前に私は発声訓練と出会った
「音声治療」は「音声訓練」の中の一つのカテゴリー
「音声訓練」では発声法の前にまず呼吸法を身につける
腹式呼吸では横隔膜の使い方が重要になる
腹式呼吸をマスターするための5つの条件
精度の高い腹式呼吸として開発された「小文式呼吸法」
精度の高い腹式呼吸に欠かせない呼吸保持
「3・2・7呼吸法」で呼吸保持をマスターする
スポーツでも呼吸保持ができないと勝てない
日本の伝統芸能でも呼吸保持は自然に継承されている
「小文式呼吸法」には多くのメリットがある

第5章「小文式呼吸法」で精度の高い呼吸をマスターする
訓練の前に「悩み解決のゴール」を決める
訓練の結果判定は患者さん自身で行う
「小文式呼吸法」をマスターする
1準備段階として脱力を行う
2「パイプ式呼吸法」で丹田呼吸の感覚をつかむ
3「3・2・7呼吸法」で呼吸保持を確保する
4「振り子式呼吸法」で呼吸のリズムを身体で覚える 126
5姿勢をチェックする
腹式呼吸法ができているかをチェックするポイント
「小文式呼吸法」の訓練は1クールが基本
スポーツトレーナーとの連携が必要になることもある
スポーツトレーナーから見た美声のための身体づくり
生涯現役を目指して 萩本晋司
「小文式呼吸法」は場所と時間を選ばずにいつでもできる

第6章[症例別] 声の悩みはこうして解決する
ケース1 指導の先生によって声種をころころ変えられる 音大の学生
ケース2 指導の先生から「歌わせてもよいか」と相談を受けた 音大の学生
ケース3 すぐに喉が痛くなって声が嗄れる 音大の学生
ケース4 練習を続けていると喉が痛くなる 音大の学生
ケース5 声を鼻に抜いて響きがつくれない 音大の学生
ケース6 週末になると声が出なくなって授業ができない 小学校教師
ケース7 8本が出なくなったので6本にした 詩吟
ケース8 抑揚がなくなって話に魅力がなくなった ラジオキャスター
ケース9 趣味で始めたコーラスについていけない アマチュアコーラス
ケース10 中音部で声がこもってレガートができない プロの声楽家

付  章「声を使うプロ」への8つの提言
1声帯には性格と表情がある
2喉頭のポジションは安定させて歌う
3自分の声帯の性格を知る
4症状を伝えるときは誰にでもわかる言葉を使う
5悪いときだけでなく良い状態のときも診せる
6自分の「声の日記」を書く
7自分の声を冷静に聴いてくれるパートナーを持つ
8プロとしての限界に対処する

おわりに ─ その人の可能性を信じ、解決に努力していくことの大切さ

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